まずは母音のおさらいから。
No. | 単母音 | 発音記号 | 発音方法 | No. | 半母音[j]+ 単母音 |
発音記号 | カナ発音 |
1 | ㅏ | [a] | 日本語の「ア」より口を大きくあけて「ア」という | 11 | ㅑ | [ja] | ヤ |
2 | ㅓ | [ɔ] | 日本語の「ア」より口を少し小さくして「オ」という | 12 | ㅕ | [jɔ] | ヨ |
3 | ㅗ | [o] | 日本語の「オ」より唇を丸めて前につき出して「オ」という | 13 | ㅛ | [jo] | ヨ |
4 | ㅜ | [u] | 日本語の「ウ」より唇を丸めて前につき出して「ウ」という | 14 | ㅠ | [ju] | ユ |
5 | ㅡ | [ɯ] | 日本語の「ウ」に近いが、日本語の「ウ」より唇を左右に引く | ||||
6 | ㅣ | [i] | 日本語の「イ」に近いが、日本語の「イ」より唇を左右に引く | ||||
7 | ㅐ | [ɛ] | 日本語の「エ」より下あごを下げて「エ」という | 15 | ㅒ | [jɛ] | イェ |
8 | ㅔ | [e] | 日本語の「エ」より少し小さい口で「エ」という | 16 | ㅖ | [je] | イェ |
9 | ㅚ | [we][ø] | 日本語に近い音はない。[e]の舌の形で唇を丸めて「エ」という。 | ||||
10 | ㅟ | [wi][y] | 日本語に近い音はない。[i]の舌の形で唇を丸めて「イ」という。 |
No.11~16の半母音[j]+単母音の母音字を見てみると、
全部の字母に短い棒が2本あることに気付きます。
このつくりは、母音「ㅣ[i] 」 + 単母音らしいですぞ。
母音「ㅣ[i] 」が短い棒になって、「縦」になったり「横」になったりして
くっついているのだとか…
(君は自由自在だね…(^^))
No.11~16の発音が、「ㅣ」の[i] と 単母音の発音がくっついて発音されると考えると、たとえば
No.11だと [i]の口のあと[a]の口 で [ja]
No.13だと [i]の口のあと[o]の口 で [jo]
みたいな感じになる。 …うん、なんか納得。
伝わってます??
…ちょっとややこしいので、図解してみます…
パワーポイントで作ってみたけど、見えますか?
No.15の「ㅒ」を 「ㅑ」 + 「ㅣ」
No.16の「ㅖ」を 「ㅕ」 + 「ㅣ」
としている本も結構あるのだけど、
私には上の図のように
No.15の「ㅒ」は 「ㅐ」 + 「ㅣ」
No.16の「ㅖ」は 「ㅔ」 + 「ㅣ」
とする方が
発音の観点からもしっくりくるし、覚えやすいです。
単母音No.1~4、7、8の発音さえ覚えていれば
あとは[j]をつけるだけだから、簡単ですね。
…単母音、しっかり覚えなきゃ^^;